【指標種のこと知って図鑑!】 vol.17 オオカマキリ
みなさん、こんにちは!
今回の『指標種のことを知って図鑑!』は日本中の草むらで見かけるオオカマキリについてご紹介します!
みなさん一度は、草むらや公園でカマキリを見かけたことがあるのではないでしょうか。
日本国内には数多くのカマキリが生息していますが、その中で最も知名度が高くてよく見かけるのがオオカマキリなのです!
オオカマキリは、名前の通りとても大きいカマキリです。
最大でオスは9 ㎝、メスは10 cmほどまで成長し、南にいけばいくほど大きなサイズになるそうです!
この種はオスよりメスのほうが基本的に大柄であり、交尾中にメスがオスを食べてしまうこともあるのです!!!
このオオカマキリは緑地モニタリング中に出会ったオオカマキリです。
7~8 ㎝ほどあり、その大きさに驚きましたがもっと大きな個体がいると想像するとワクワクしますよね!!
また、体色は緑色個体と褐色個体の2種類でありこのオオカマキリは緑色個体です。
体色は成長するとその違いが明白になり、これは運によって決まるため、背景の色によって体色を自由に決めているわけではないそうです。
体色を変えられると勘違いしてしまうのは、草むらでは褐色個体が鳥などの天敵に見つかりやすいため、
緑色個体が繁殖しており、草むらの中では緑色の個体をよく発見するためであるといえます。
辺りが茶色いところ場所で褐色個体が多いのも、これと同じです。
ところで、みなさんはオオカマキリに対してどのような印象を持っていますか?
私は、攻撃的で積極的に狩りをよくしている印象でした。
しかしそれは異なり、オオカマキリの狩りは完全なる待ち伏せ型です。
草木や花の陰に隠れたり、樹液に集まる昆虫をすぐそばで待ち伏せ、射程圏内に入った獲物を大きなカマでがっちりと捕獲するのです!バッタやチョウはもちろんカエルやトカゲなどの両生類を捕食することもあるそうです!
以上オオカマキリについてでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
また次回の記事もお楽しみに!
中部大学 二年 遠島康生